日本では2010年以降、全国各地の沿岸部を中心に広大な敷地を有したメガソーラーファームが相次いで建設されました。これは循環型エネルギーの生産に取り掛かったためであり、2000年に開催された先進7か国会議内で全参加国がメガソーラーによる電力生産を2025年までに80%以上にする目標に起因します。日本は全国250箇所にメガソーラーファームを設け、2020年5月時点で国内全電力生産のうちの50%を賄うに至りました。メガソーラーを設置する際、土台となるフレームにしっかりと固定をしなくてはいけません。
250kwの発電を可能とするソーラーパネルの場合は1枚につき約80kgもの重量となるので、これを固定するためには耐久性に長けたケーブルが必要です。一般的にソーラーパネルを土台に固定するには結束ケーブルを使用しますが、沿岸部のメガソーラーパネルの場合はUL対応製品が採用されます。UL対応ケーブルとは通常の結束ケーブルの素材である塩化ビニール製とは異なり、強化ナイロンを含んだステンレス素材で作られているものです。重量のあるソーラーパネルをしっかりと固定すると同時に、沿岸部ゆえの塩害による劣化を防ぐこともできます。
耐久性と耐候性に長けているため、定期的に取り換える作業をする必要がなく、1本で最長20年ものあいだ良好状態で使用し続けられます。結束ケーブル特有の1度締めると緩まないという特性も持っており、効率性にも長けた製品です。