結束バンドは主に複数のケーブルをまとめる用途で使用される樹脂製・金属製のバンドで、その使いやすさから多くの現場で使用されています。材質により様々な耐久性能も備わっており、用途で使い分けが可能です。各環境、条件で効果的に使用するためには、適した材質の結束バンドを選択する必要があり、それによって無用な再施工などを回避し、手間やコストダウンにつながります。一般に知られるのは乳白色のものですが、こちらは主に屋内用のため屋外で使用する場合は耐候性のあるものを使用しましょう。

屋外用の結束バンドは紫外線遮蔽剤が添加されておりで劣化しにくく、耐候性・耐熱性が高い特徴があります。黒色が多いですが、黒と言っても着色しているだけの場合もあるため注意が必要です。また、黒色だけではなく、用途によって色を選ぶこともできます。目立つ色の結束バンドを使用することで位置が一目でわかるため、メンテナンス性を考えた場合に色が考慮されます。

カラーバリエーションの多いポリプロピレン製のものを選べば、耐水性・耐薬品性も期待できます。耐候性の結束バンドとは言え、長期での屋外使用が予測される場合には寿命の確認も大切です。その寿命は材質によって異なるため、メーカーでは暴露試験や人工促進試験を実施しています。10年以上の屋外使用が予測できるなら耐候性ナイロン12やポリアセタール等、要求に合った材料の選択が重要です。

メーカーが提示している耐候性予測製品寿命を目安に選択しましょう。

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