結束バンドとは複数のケーブルを束ねて整える配線材料のことを言い、普通はプラスチック製の結束バンドを指して、これは一度結束してしまうと取り外し不可能です。しかしバンドの中にも再結束できるリピートタイプやヘッドとバンド部が分かれた、2ピースタイプなどの様々なデザインのものも存在します。日本では結束バンドを約40年前から使っていて、その特徴は樹脂の柔軟性を活かし締め付けがしやすく、また耐久性が良い利点から従来まで使用していた紐結束に代わり広く使われるようになりました。現在使用されているものは66ナイロンが一般的ですが、その他にもポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリエーテルエーテルケトンなどの樹脂を使った製品もあります。

室内で結束バンドを使用する際には特に問題はありませんが、屋外で使う場合には注意する必要があります。塩化カルシウムや塩化ナトリウムが結束バンドを劣化させてしまうことが生じて、これは塩害と呼ばれます。雪が多い地方で使われる融雪剤の原材料は塩化カルシウムであり、凍結防止剤にも塩化カルシウムが広く使われています。耐性のないバンドを使うとすぐに破断したり、脱落してしまいます。

屋外に露出している北国のソーラーパネルなどは融雪剤や凍結防止剤の影響を受ければすぐに破断してしまいます。塩害への耐性がある素材はナイロン12、デフゼルであり、素材の違いにより結束の持続性に大きな差が生じますから、バンドを使用する際には慎重に選びたいものです。塩化カルシウムの結束バンドのことならこちら

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