lanケーブルはネットに接続するために用いられるものです。
内部には銅線が複数束ねられており、電気信号を伝送することでデータの送受信を行っています。速度や性能に応じていくつかの規格が設けられており、希望するネットワークにあったLANケーブルを選ぶことが重要です。例えばネットワークの速度がそれほど速くない時には、lanケーブルは性能の低いものでも構いません。特にボトルネックにもなることがないため、できるだけ費用を抑えたケーブルで十分だからです。
一方で高速インターネットを活用している時には、lanケーブルは必ず高速規格に対応したものを選ぶようにしてください。なぜならせっかくデータの転送速度が速くても、ケーブルがそれに対応していないとボトルネックとなり、全体の速度が低下してしまうからです。思った通りの速度が出ないと感じた時はケーブルに原因があることも多いので、より上位の規格に交換してやるだけで簡単に改善させることができます。
今は無線による規格も浸透しているため、ネットに接続するのにlanケーブルはいらないのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし意外にもメリットも多いので、状況を考慮した上で選択すると良いでしょう。例えば電波の入りが悪い場所では、無線では十分な速度が出ないことが考えられます。通信を邪魔する電磁波などが多く出ていると考えられるからです。そうした状況ではlanケーブルを使って有線接続にしたほうが、安定した接続が期待できるでしょう。