銘板は会社名や各種機器あるいは建造物などの規格や仕様などを記載し、第三者に対し素早く対象物の概略を知らせるものだけに、劣化しにくい素材が選ばれます。とりわけ雨や風を受ける屋外に設置するものであれば尚更でしょう。耐候性を考慮する際に重要なのが、銘板の素材です。大切な情報を記載するだけに、サビを初め劣化によるヒビや欠けは避けなければなりません。

耐候性の観点からしばしば採用されるのが、アルミです。アルミならば耐摩耗性や耐熱性あるいは耐酸性といった特徴も兼ね備える上、可能しやすいメリットもあり屋外の機器などに設置するときには有効です。金属素材で選ぶならステンレスもまた耐候性に優れています。金属以外にも樹脂もまた有効な素材のひとつです。

たとえばアクリルは、透明度があり軽くて強いですしもちろんサビの心配はいりません。また塩化ビニールも燃えにくく薬品にも強いので、屋外使用に適しています。安価なことや加工が楽な点がメリットです。この他にもポリカーボネートなどがあります。

このように銘板は、設置する場所や対象物によって、素材はもちろん文字の様式、伝える内容を適宜変える必要があります。適切な銘板を選ばなければ、設置目的を果たせない可能性も否定できません。屋外に設置する際は耐候性を備えた、金属ならばアルミやステンレスを、樹脂ならばアクリルや塩化ビニールのものを選びましょう。銘板は脇役といえどもデザインにこだわることで、伝える力が加わることもあります。

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