銘板とは小型の平板に銘柄を表示したプレートで、マンションの名前や建築物を施工した会社の定礎、橋の名を書いた金属プレートなども銘板と呼ばれます。野外に何10年単位で設置することが大半なので銘板は耐候性や耐水性に優れた素材で作られており多くはアルミやステンレス、真鍮や銅などの金属でできており、曲げたり沿わせたりしても表示内容が消えない軟質塩化ビニールケーブルや、耐候性を強化したアクリルに彫刻を施した合成樹脂プラスチックや木材なども人気です。マンションの名前や定礎以外では電気踏切遮断機や発電電力切替盤など、重要かつ危険な物がある場所に設置されることが多く、ここに制御盤や切替盤があるということを長年知らせるために耐候性の高い材質できたプレートが設置されます。アルミやアクリルへの印字は機械で行うことが多く、金属への印字は感光剤を塗布し耐食性皮膜を構成した後で金属を溶解する薬剤によってへこんだ部分に塗料を流し込むエッチングの手法が使われるため、金属製の銘板は耐候性も視認性も高いです。
中にはオゾン層供給やリフターの場所を知らせるために使用されるアクリル製の丸札のような小さな物もあり、レーザー加工機やNC加工機やカッティングプロッタでステンシルのように作られたプレートもあります。近年はアクリルの40倍以上の耐衝撃強度をもつポリカーボネート製の銘板が人気で耐候性や耐熱性、耐寒性や防汚性にも優れた材質です。