ケーブルなどを外部から完全に保護するために用いることが多い配線ダクトは、色で選ぶ方法だけではなく材質も十分に検討することは必要です。簡単な分け方は金属製と樹脂製に分かれていますが、金属製でもアルミやステンレスなどを利用しているものがあり、樹脂製は更に種類が豊富にあることが特徴です。配線ダクトを屋外で利用することに適している素材は、金属タイプで腐食しない素材であればかなりの耐候性を維持することができます。重量があるので外壁などに完璧に固定する作業が必要となり、ネジ打ちをした箇所においては、シーリングも同時に行うことで漏水の問題もクリアできます。

屋内利用の場合は、樹脂製を材質にした配線ダクトが圧倒的に多く、プラスチック製やポリプロピレンや塩化ビニール製の中から選ぶことが必要です。樹脂製3種には材質の特徴というものがあり、プラスチックは万能型です。ポリプロピレンは最も軽量な素材で加工がしやすいメリットがあり、多くの場所で採用されているタイプです。塩化ビニール製のタイプは燃えにくいという性質があり、化学性薬品に対しても強い素材で屋外利用においても50年程度もの耐候性を発揮する材質です。

屋外では強い力が加わらない場所では、塩化ビニール製でも十分ですが、そうではない環境では金属製を選択すると間違いはありません。屋内では固定する際に多数のネジ打ちを行うことがあるので、軽量素材の樹脂製を選べばネジ打ちをする箇所を減らせるメリットもあります。

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